夜半から降り続いていた雨も朝には止むかと思ってたんですが、無情にもシトシト降り続いております。
それにしても今朝はえらく寒くて、気温１３～４℃ってところでしょうか。　昨日から一気に２０℃位下がった計算です。
ラジオのＮＨＫのニュースからは、サブプライムローンの焦げ付き懸念から米ドルが暴落し、急激な円高が進行中とな。
んん～む、これは為替予約の絶好のチャンス！などとかなり仕事モードになりかけましたが気を取り直し、
雨やめ雨止め～・・・・と足元を歩いていたアリを生贄に捧げて祈っていたところ、
９時過ぎになってやっと止み遅めの出発です。

乗る気は無いけど、トロッコ王国に寄ってみました。　お客さん皆寒がって震えながら乗り方の説明聞いてましたわ。
タバコ吹かして眺めていたところ、スタッフのおじさんがどこから来たんだと話しかけてきたんで諸々立ち話しつつ、
智恵文のヒマワリ畑の場所が今年は変わったと聞いて地図で確認してもらい、迷いつつもやってまいりました。
んん～んむ、１万本有るか無いかって感じでしょうか。　
おまけに元気が無い！　結論、スカでした（涙）

名寄で昼飯食って、いよいよ道北林道三昧の始まりであります。
本日前座はピヤシリ越林道～奥幌内本流林道の３０キロ一気走り！スタート地点はピヤシリスキー場の前からです。

途中舗装とダートの繰り返しの道をブイブイ登ってくると、ピヤシリ山山頂との分岐に至りましたが、山頂方面へはゲートで閉められていて、歩きで２キロ。
熊注意看板も有って、もちろんパスです。

分岐からちょっと先に進むと視界が広がり、名寄の街が眼下に望めます。
曇っているせいもあって、人の気配の無い中３０キロ走るのはかなり精神的に不安になります。
林道の途中、神門の滝なんてのが有りましたが、こいつもパスです。
Ｄ６０に出て走ってる車を見て、やっと一服する余裕が生まれましたわ。
は～、ホント熊が出るかと思って怖かった～・・・

さて、本日のメインイベントの函岳に向けて美深歌登大規模林道をぶっ走っておりますです。　加須美峠までの１７キロの道中、１０キロほどは締まったダートですが、その先は縦溝やガレの続くちょい走りにくい道でした。
４輪だと腹が突いてしまうんで100％やめた方がイイです。

・・・・・・・・・・ではありますが、昨日温泉で一緒になった地元のバイク乗りのおっさんから聞いてしまったんです。
「加須美から上は工事なんてなんもやってないよ」
早い話、一般人には入って貰いたくないというだけのコトのようです、ハイ。

ちょい深ジャリ気味のところもありますが、そんな事はどうでも良くなるような気持ちの良い林道であります。
頂上まで歩いて行こうと思いましたが、基本的に違法に入り込んでるんで、根本の問題のレーダーに近づくのはイカンな～と思って、ここからの風景で我慢であります。

雲ってしまってるんで本来見えるべき風景が見えませんが、幸いにも雲の間から利尻富士の頭がチョコっと見えました。
感動モノです、ハイ。

陽も傾いてき始め、曇ってる事もあって、またまた不安な状態で函岳から下り始めましたが、加須美峠から歌登に向かってイイ調子で走っていて余裕が出てきたところで、林道の１００メートルほど先にいた鹿の親子が驚いて逃げ始めました。

最初はすぐに脇の森に逃げ込むと思って、ちょっとスピード落として走ってましたが、いつまで経ってもこの親子は逃げ続けてます。

なるほど、分りました。
小鹿ちゃんが先を走ってしまってるんで、逃げる知恵がまだ無いようで、親鹿も一緒になって逃げ続けるしかない状態なワケですね。　しかし既にかなりの距離を逃げてるんで、小鹿ちゃんは体力的に大丈夫なんでしょうか？

鹿の親子を横から抜いてみたら、どんな顔するのかなどと、くだらない事考えて接近してみたところ、やっと小鹿ちゃんが右の森にポ～ンと逃げ込みました。
母鹿はそれを見て、安心したように左へポ～ンと消え、
「やっと鹿追にあらずも鹿追」は終わりました (^ ^;

なんだか鹿の親子と遊んでるうちに、思ったよりも早く麓に着いてしまいました。
と言っても、やはり熊の恐怖があったんで、かなり実力以上のペースで下りてきたんです（汗）

昨日から気付いてはいたんですが、見て見ぬふりしてたのが熔けたサイドカバー・・・
振り分けバッグの重さに耐えかねて、ペランペランのサイドカバーは敢え無くマフラーの熱で熔け熔け～でした。
で、更に追い討ち掛ける様に、ダート走りの振動で留めのボルトがすっ飛んで無くなっており、
サイドカバーがブランブランになってしまいました。
これはさすがにヤバイと思い、給油がてら歌登のエッソに入っておっちゃんにヘルプ請うと、
宝箱（不要ネジ集めた工具箱）の中のネジを引っかきまわして、ピッタリのボルトで締め上げてくれました！
おいちゃん、ありがと～！

今日は朝の雨で出発が遅れて、もう一本予定していた林道は入れませんでしたが、
十二分に満足できた一日であります。
しかしサイドカバーから臭う樹脂の熔ける異臭はたまりまへん・・
明日からのパッキング、どうしよう・・・