一昨年はV君、昨年はジェベ君で北海道ツーリングを敢行したワケでありまして、すると今年はV君の番?
などと、一夫多妻制度下における酋長の悩みのようなものに思いを馳せたりしつつも、フェリー予約の段においては
悩むコトなく、V−Strom650で予約を済ませ、そこからは迷うことなく北ツー2008仕様への改造が始められたのでした。
(実際は出発直前で、あわててパニアくっ付けたくらいですが・・・)

今回は2000年にライダー復活し、初めての北海道ツーリングの時と同じく小樽から日本海沿いに北上し
ちょいとノスタルジックな気分に浸りながらのスタートで、北海道ツーリング2008の始まりであります。

初〜2日目  新潟〜小樽〜留萌〜豊富〜天塩

   3日目  天塩〜豊富〜音威子府〜美深

   4日目  美深〜帯広〜豊頃〜本別

   5日目  本別〜白糠〜厚岸〜別海

   6日目  別海〜標津〜羅臼〜斜里〜常呂〜美幌〜別海

   7日目  別海〜弟子屈〜足寄〜屈足〜上富良野

   8日目  上富良野〜日高〜鵡川〜苫小牧

期間 : 2008.9.13〜21

相棒 : SUZUKI V-Strom DL650

9/13 1日目 曇りのち晴れ

金曜日は午後早めに仕事をやっつけてしまい、そそくさと自宅に戻って明日からの支度を整え終えて
さて、出発は夜中の12時くらいなんで、ちょいとビールでも飲んで仮眠すっか!と夕方グビリとやったワケですが
夜9時過ぎになっても仮眠どころか眠気が微塵も感じられないじゃありませんか・・
こりゃヤバイと思って、まだちょっと○○な状態にも関わらず、早めながら21:30に出発と相成りました。

早朝4時過ぎには新潟亀田インターを降り、まだ早いな〜ってワケでコンビニで諸々調達し、吉野家で朝飯を食べて
フェリー埠頭に一番乗りのつもりで着いてみると、すでにZZRのカップルさんがポールポジションにバイク停めてるじゃありませんか。
はひ〜、やられた! と思いましたが、別に一番に停めたからってメリットはありません。

と、言いつつも7時の乗船受付には1番に並んでしまった自分が
何か浅ましいような気がしないでも有りませんが・・・

今年はオートバイの台数が、一昨年に比べてかなり多いですね。
しかし多すぎて、二輪便利帳で確認していた乗船者に声を掛ける
雰囲気がちょっと無いな〜って感じで、今年は行きの宴会仲間無しの
ちょっと寂しい船旅になっちゃいました。

新日本海フェリーでは毎度恒例の、乗船後の荷物の強制剥離命令に皆が右往左往する中
パニアで固めた私は、コンテナBOXをサクっと外して、颯爽と船室に向かったのですが
この時は心中、隣のZZRカップルに勝った!と、ほくそ笑んでしまいました・・(自爆)

出航前からクラシックをプシュっとやってしまいましたが、2本目であらためて安全な航海を祈ってプシュ!
ボンヴォヤージュ!であります。

で、寝る前に小腹が空いたんで、おにぎりと一緒にプシュ!・・・

午後3時過ぎに起き出して、船内ウロウロしたりしてるうちに夕刻も近づいてきて
デッキに出てみると、なんだか日本海が綺麗に終わりかけてるじゃありませんか。

しばらくデッキで時間をつぶしていると
大好きな日没が始まりました。
北へ向かうカップルは夕日を眺めながら
何やら楽しそうに囁きあい
北へ向かう若者はケータイでピロ〜ンと撮影にふけり

そして北へ向かうおっさんはというと
またプシュ!とビ〜ルでありまする・・・

9/14 2日目 晴れ

お盆に小樽上陸してる方にはピンとこないでしょうが、9月中旬組の小樽はこんな感じです。
4時半に着岸するのは一緒でも、まだ夜明け前状態なんですよ。

着岸後30分が最後発下船になるバイク組のイライラ時間ですよね。
勝手知ったる常連さんは、ベッドでゴロゴロの余裕も見せられますが
ほとんどのライダー達は下船票握り締めて腕組み状態です(爆)

上陸〜!

鉄板タラップをガタガタ降りてくる10秒程の間に
なぜか頭の中が完全にいっちゃうんですよね。
鱗友市場でホッケ定食食べようとか考えてたのが吹っ飛んで
パッキングを確認しようってのが精一杯の精神状態で
もう、心は目的地を目指してるんです。

で、私は北へ向かいます!

本日走行:453Km

石狩のセブンイレブンで朝食にソーセージパン。
いつも食べてるワケじゃないけど、北海道ツーリングに来るとナゼかこればかりなんだよな〜
目指す日本海沿いの山並みが見えてくると、気分も高揚してきます。
雄冬冷水処で一服です。
飲用不可って看板出てますけど、藻の生えた水飲む人はいないでしょう・・
増毛の國稀酒造に立ち寄ってみましたが、朝の8時過ぎなんで店が開いてるワケもなく
先に進んで留萌の黄金岬にやってきても、朝だとただただ普通の海岸ですな〜

苫前近くに来て、風力発電プロペラが見えてくると
オロロン街道に入ってきた実感が湧いてまいります。
普通だと、この風景でかなりハイな気分になれるんですが
今回はちょっと違うんです。

もうそろそろ、今回のツーリングの目玉目的地の一つに
近づきつつあるからなんです・・・

ひえ〜、やって来たのは三毛別羆事件復元現場です。
今回はクマの恐怖もありますけど、それよりもオバケが出そうな所に恐怖を感じてるんです。
到着して真正面の身の丈2.7mのヒグマの模型よりも、手前の慰霊碑に目が行ってしまい
当然誰も来ないような静まり返ったところでビビリも最高潮に入り始めてしまい
案内文の事件経緯を読み、写真を撮って早々に帰ろうかと思っていたところ
パキッ!っと小屋のほうで木の枝の折れるような音がしたんで、もうダメです。

あわわ、ラッピング現象だ〜! ポルターガイスト現象だ〜!

V-Stromをアクセルターンさせんばかりの勢いで向きを変えて
一目散に事件現場を後にしたのであります・・・

事件現場に至る道道沿いの家々の塀や壁にはこんな可愛い
ディズニーをパクったような看板が貼り付けてあり
「ベアーロード」と銘打ってメジャーな観光地にしようとの
中途半端な思惑がミエミエでありますが、現実的には
川べりにあった凶悪顔のクマ看板の方が合ってると思いますよ。

上陸後数時間だってのに、早くも家にナマモノの発送手配であります(汗)
羽幌の北のにしん屋さんから、甘エビ3キロ、2000円を発送〜♪
天塩を通り過ぎて、道道106号線をぶっ走ります。 はひ〜、最高であります!
利尻富士はあいにく山頂に雲がかかってしまってますが、その雄姿はハッキリ見ることが出来ます。
お昼にやって来たのは、豊富の丸勝亭さん。
ホッカイダー小原氏のブログをチェックしていて、ここのカツ丼@880がお勧めってあったんで
迷わず注文いたしました。 暫く待って出てきたカツ丼はフタが浮いてるじゃありませんか!

ド〜ンと来ました。
肉の厚みが凄いです。

これはメタボな私にはやばいんですけど
旨かったですよ〜!

豊富の丘陵地帯をフラフラと堪能し、レティエにやってまいりました。
ラクレット食べたいけれども、先ほどのカツ丼で腹はパンパンなんで、ジェラートであります。

ご主人に豊富周辺の話をいろいろ伺って、次のお客さんが入って来たんで外にでると
娘さんが飼ってる看板ワンコが萌え〜っと待っててくれました。

萌ぇ〜!

ハスキーなのか青い目はキリっとしてますが
なでるとフワフワなワンちゃんは、来るお客さん全員に
萌え萌えビームを発しまくっておりました。

今日は走り始めも早かったんで、早くも午後3時過ぎには天塩の定宿さとう民宿に投宿です。
部屋も決まってまして、1Fの駐車場脇の角部屋です。 荷物を窓越しに出し入れ出来るんで楽なんですね。
関所でゆか姉さん、ゆうみんさんと暫く振りにばか話してると、そろそろ日没の時間だってワケで
ゆうみんさんと裏の公園から日本海に沈む夕日&夕焼けに染まる利尻の撮影をパチリパチリ。
溜息の出るような美しい、天塩の夕日であります。
今日は関所の車庫でバーベキューであります。
ゆか姉さんが稚内で食材仕込んできてくれて、網一杯焼き焼きしてくれますが
はひ〜、まだカツ丼が頑張っていて、酒しか入りません〜
と、いうコトで息子さん達に頑張って食って貰いました。
2次会はもちろん、スナックエルム(爆)  本日も美声を聞かせていただきました。
今日は朝2時起きだったんで、さすがに早い時間からヘロヘロになってきまして
昨年の2時まで飲んでた「スナックエルムの悪夢」は免れたのでした・・・

え〜、焼酎のボトル入ってますんで
店に行った方はご自由に飲んどいて下さい(自爆)

本日走行:433Km